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“最高決定権者” 浜渦氏、10日に記者会見へ

4日の東京都議会・百条委員会の証人喚問で「最高決定権者」と指摘され、各会派から偽証の可能性を指摘された浜渦元副知事が、4月10日に記者会見することを明らかにしました。

石原都政のナンバー2だった浜渦元副知事による百条委員会の証言が波紋を広げています。3月19日の証人喚問で、当時の業務の正当性を強調した浜渦元副知事ですが、うその証言をした可能性があると指摘されています。

石原元知事から豊洲市場の土地取得に関する交渉を任された浜渦元副知事は2001年、東京ガスとの基本合意の後のことは知らないと繰り返し証言してきました。

一方、浜渦元副知事が在任中にさまざまな交渉に関係した部局の調整役も務めた、知事本局の局長だった前川燿男氏(現・練馬区長)が4日、証言に立ち、浜渦元副知事が担っていた役割を説明しました。

証人喚問で前川区長は「浜渦氏は在任中一貫して市場を所管し、市場行政について実態として庁内の最高決定権者として責任を負っていた。『(知事本局に)預けた、任せた』とはどういう意味か理解できない。責任者としての地位、権限を渡すことはあり得ない」と述べました。このように前川区長は「浜渦元副知事は在任中、市場行政の最高決定権者だった」と証言し、浜渦元副知事の「その後のことは知らない」という証言を否定しました。

4日の証人喚問では公明党の上野都議が「浜渦元副知事の証言は明らかに矛盾している」、共産党の吉田都議が「浜渦元副知事の証言は偽証の疑惑が極めて高い。偽証告発の準備に入ることを提案したい」と指摘しました。

百条委員会でうその証言をした場合、刑事罰を科される場合があります。委員会では6日、偽証の認定をするか検討に入ることにしています。百条委の桜井委員長は「委員会の場で(偽証の)話が出たのは事実。今後、協議して決めていく課題」だと述べました。

5日朝、浜渦元副知事は取材に対し「(前川氏の発言に対して)まとめてお話しますから。皆さん心配しているから、近々まとめてお話する」と述べ、10日に記者会見し、今の考えを説明すると明らかにしました。

浜渦元副知事の記者会見での発言によっては、市場移転問題は新たな局面を迎える可能性もあります。

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